先日のInternet Explorerに続き、今度は Netscape
Navigator,Netscape Communicatorにセキュリティ・ホールが見つかっています。 JAVA
Script関係のホールらしく、NetscapeでWeb上に接続しているPCのHDから、データを読み出せる様です。
対象は
Version2以降のNavigator,Communicator。
一応6/18頃にNetscapeのサイトでパッチが公開される模様ですが、最新ヴァージョンからの順次対応となる模様。取り敢えず「セキュリティの設定」メニューで「JAVAスクリプトを無効にする」をチェックしておいた方がよさそうです。
06.18補足
加えて同じ「セキュリティの設定メニュー」で「保護なしでフォームを提出する時」の項目もチェックした方が良い様です。詳細はこちら。
PC Watchの記事を読む
しかし、対応に時間がかかったのは、ホールの発見者がNetscapeに情報の見返りとして金銭を要求した為らしいです。こんな露骨な「ゆすり」ってのも、何か珍しいかも。
06.25補足
現時点でNT、WIN95版Communicator、Navigator4.0に関するアップデートが公開されています。それ以外のヴァージョンについても順次対応してゆく様ですが、具体的な日程はまだ発表されていない模様です。
なお、この件に関しては、以下のページに詳細な情報が掲載されています。
崎山百恵さんのページ
ちなみに先のInternet Explorerのセキュリティ・ホールの方は、現時点でも改善のきざしがなく、最新バージョンでも問題を内包したままになっています。このホールはかなり根本的な問題らしいので、単なるアップデートでは抜本的な改善は不可能かも知れません。この件についてはMicrosoftとの関係から殆どのコンピューター雑誌もアンタッチャブルなので、情報はユーザー自身が行動しないと得られません。また、 Microsoftはこの件で、万一ユーザー資源が破壊されても一切補償は行わないことを明言していますので、IEの使用は完全に「at
your own risk」という状況になっています。ご注意を! |