う〜む、今回の話を観て、「ティガ」のシリーズ構成の問題って、より明確になった気がしますね。前回の前後編と今回の話、シリーズとしての重要度からいけば扱いが全く逆ですね。タイアップとか地方ロケの関係とか、事情は色々あるんでしょうけど、話としては、前回の前後編は、シリーズの流れの中では、やっぱり傍系のエピソードだと思う訳です(ここではエピソードとしての出来不出来という点とは全く別の次元で)。こういう言い方するとかなり語弊があるのかも知れませんが、「ティガ」の迷走感というか、シリーズとしての芯の弱さって、本来シリーズを支えて行くべきメインライターの不在による処が、非常に大きいんではないかと思いますね。個人的には、シリーズの流れからして、その役はやはり右田氏が担うべきだったと思うんです。
実際シリーズを振り返ってみると、右田氏が途中でその役を小中氏に投げちゃった(まさに投げてるって感じ)様な流れになってて、1話2話以降って、ここまで核になるエピソードを右田氏が全然書いてないってのが、非常に問題だったと思う訳です。予定ではこれから右田氏集中登板で、一気に終結に向う様ですが、ちょっと慌ただしい感は否めないかも知れませんね。サービスエピソードも何本かある様だし…
話としては好きな部類です。佐渡さんも、こんな落ち着いた演技をなさる様になって感慨深いし。エピソードとしては、スケール感も感じられるストーリーだったし、ちょっと1回に押し込んじゃうのは勿体ない感じがしました。
ギジェラは好きな怪獣ですね。植物系ではデザイン的にもうまくまとまってる方だと思います。花が咲くと、なんかガオガイガーみたいでカッコいいし(いやはや…)。花が咲く前も、全体のフォルムがいい形になってるトコもポイント高いです。