遅くなりましたが故障したビデオもようやく復活、仲々スリリングな展開で何とか第42話もアップできました。今回はCGを大幅に活かした意欲作。結構贅沢な一編でしたね。ただ、ストーリー的には王道一直線という感じで、ちょっと勢いのないストレート。何か食い足りない感が強くて、映像に力が入っていただけに、非常に勿体なかったですね。
ヴァーチャル・ワールドのテレビ・ゲームのシーンは、ありがちなイメージかも知れないですけど、週一のテレビシリーズで3DCGのキャラクターが動き回るなんて、凄く豪華ですよね。今回はこの点ではテレビドラマの新しい可能性がちょっと垣間見られて嬉しかったですね。
カレン役の女の子は「ビーファイターカブト」に出演されてた方らしいですが、あんまり「カブト」観てなかったんで、私は今回が初見。演技は結構良かったし、イメージも悪くないのに、非常にパターンな役回りで損しちゃった感じ。ちょっと印象薄いです。
ファイバスは例によって、良くも悪くも「丸山ロボ」。このタイプのキャラクターはシリーズ中1回が限度の様な気がするんですが…折角カレンちゃんが変身するんなら、もうちょっとエレガントなスタイルになってあげないと(いやはや…)。でもイラストは結構ディテール描き込んじゃってますね、私(いやはや…)。どこか「グレート」の電脳植物バイオスにイメージが似てます。造形は結構大変だったと思いますけど、ディテールもかなりついてますし、それなりに硬質感も感じられて健闘してると思います。こういう硬質感の出し方って、やはり「アンドロメロス」や「ウルトラマン物語」の頃に比べると隔日の感がありますね。ライティングの巧みさにも助けられて、かなり金属的な感覚が感じられました。でも今回みたいに形が複雑でディテールが細かいタイプ、数人で造形するのって意志の疎通がかなり大変そうですね。