The "KAIJYU" ILLUSTRATEDThe "KAIJYU" ILLUSTRATED
相変わらずオイシイとこは全部持ってくヤズミ君がナイスな一編（いやはや…）。なんか脚本の組み立てが変で、ストーリーとして一番オイシイ、ロケットのくだりを最初にバラしちゃってるんで、観てる側はかなりテンション下がって勿体ない。今回は折角の物語の勢いを失速させるセリフ（発射ボタンを押すヤズミの「サヨナラ…」とかね）が目立ったり、どこかテンポが悪く、合作のデメリットが出ちゃった感じですね。でも、全体的にはヤズミ君の純な部分とかが上手く出ていて、エピソードとしては好きな方です。
おばあちゃんは、かの中真知子さんですね。円谷作品には「ウルトラＱ」の「変身」から出演されてるベテラン。一番印象深いのは「セブン」の石黒隊員夫人でしょうか？「バイクロッサー」でのお母さんから「ティガ」ではついにおばあちゃんに。結構感慨深いものがあります。
ユリちゃんは、顔が童顔の割に声が大人っぽくてちょっと意外な感じでしたが、仲々の好演。もうちょっと笑顔が見られるとよかったんですがね。
ゴルドラスは、どういう訳かシルバゴンと同族の怪獣って設定らしいです。っと言う訳で、デザインはシルバゴンを踏襲している様ですが、全体に生彩がないです。正面からみるとかなり人間的なシルエットになってるのがちょっと意外。足も意外と長いです。造形的には相変わらずディテールは凝っていて、体表の突起がない部分とかも、細かいシワがきちんと造形されてる様なんですが、全体として見るとちょっとメリハリに欠けてる感があります。
さて次週はいよいよ池谷仙克デザインの登場ですが、例によってかなり地味そうであります（いやはや…）。
