久々登場の平野靖士脚本、いい意味、ウルトラマン80的なカラーでシリーズ中には、こんな話もあっていいんじゃないかな?子役もあんまりイヤミのある演技じゃなかったし(個人的には橋田ドラマに出てくる子役の演技はキライ)。なんか今回は肩の力抜きまくりで観てましたね。エピソードとしては、特に深いテーマもないみたいだし、お気楽ですね。
おお、小金村巡査!「グリッドマン」の桜ヶ丘派出所から転出されたと思ってたら、利戸間町の派出所にいらっしゃいましたか!相変わらず張り切ってお仕事されてるみたいで、おおしま 嬉しゅうございます(いやはや…)。
特撮はさすが大岡監督、手堅いですね。特に破綻してるカットもなかったし、安心して観てられました。合成も自然で、不時着したガッツウィング2号を背景に隊員達が出てくるカットは実に良い出来でした。伸びるリトマルスの触手も面白かったし。
ラストの爆発シーン、画面ではその前のカットでリトマルスが飛び散る光学アニメが施されてたのに、その後のカットで爆煙の後ろに映るリトマルスの姿!(いやはや…)。これは爆発の余韻を現わすカットが欲しかったんで、姿が分かるのは承知、効果優先でつなぎ込んだ確信犯でしょう、きっと。
リトマルス、これはガクマの改造でしょうね。腹回りのモールドと背中のトゲの表現はガクマそのものですし、この不自然な形態、まさに改造を想わせます。ああ、哀れなりガクマ君、結構好きだったのになぁ…円谷は「グリッドマン」でも結構むごい改造してましたけど、これもむごいなぁ(いやはや…)。まぁ、改造としては良くまとまってる方だと思いますけど、モロ「ミラーマン」のインベーダー怪獣なのは何とかならんか?(いやはや…)。むしろガクマのあの形態を活かした方が、「ティガ」の怪獣デザインのラインとしては妥当だと思いますが。ちょっと「ティガ」の怪獣としては異質な感じがします。
1997.03.01補遺
上の説明で「ガクマの改造」って書きましたが、改めてガクマの写真みたら、結構違っててガクゼン(いやはや...)これは新造ですね。記憶に頼ってモノ書くとこういう事に...いい加減なコト書いちゃってすみません。お詫びして訂正させていただきます。