ティガの温室・分館

The "KAIJYU" ILLUSTRATED

ザ・カイジュウ・イラストレーテッド


【ゴブニュオグマ】 Episode#20

 アートデッセイ号出撃編の後半。う〜む、いきなりSF的な展開に軌道変更。前半のあの展開から、いきなりコレは、ちょっとストーリーのバランスが悪いかな。もうちょっと前半で伏線を張って欲しかったなぁ。ごめんなさい、正直前後編でやる内容ではないです。1週分のエピソードを水増しした印象。

 映像的には機械島上の爆薬セットシーンが良かったですね。久しぶりにテレビで宇宙っぽい描写を見ました。隊員服がそのまま宇宙服にもなるっていうのは、過去、ウルトラシリーズで何度も設定された事があるし、画面にも何度か登場しましたけど、GUTSのが、リアリティー的には最高ですね。あのシーン(穴の中のアートデッセイ号を見下ろす直前まで)、映像的な緊迫感もうまく出てたし、爆発する時に炎が上がらなければ満点の出来でした。今回のエピソードを見てると、宇宙空間での軽い合成が、すべての雰囲気をぶち壊しにしてるのが良く分かります。合成のリアリティー向上に一考を。

 登場モンスターも…私多分、丸山浩デザインのロボットは好きじゃないんだと思います。怪獣、宇宙人は結構好きなんですけど。今回のも、なんでこんなメリハリのないデザインになっちゃうのか…ベーダー怪物思い出しちゃった。良く見ると、体表のディテールは細かいんですけど、全身が映った時に、形として映えが見られないのはツライです。ま、既に放送された次回の魔神エノメナがちょっと良いので、そんなに落胆はしてないですが。最終回迄に、これはっていうロボットを見せてくれッ!!

 今回はなんか、全体にコメントキツイですが、こういうのは正直に意思表示すべきですからね。