今回もテンション高いですティガ怪獣!ガギは結構好みだなぁ。手のでっかい怪獣ってなんか好きなんですよ、私(いやはや…)。ちっちゃい顔と渋い表情、それにボリューム感のあるぶっとい尻尾もいいなぁ。特技の北浦監督、担当されるエピソードごとに演出のポイントをかなり絞り込んでるみたいで、今回はひたすら自然な合成にこだわってます。フィルム素材デジタル合成のメリットが、かなりうまく活かされた出来になってましたね。木の葉を透かして怪獣が見えるなんて、ブルーバック合成じゃ、エッジが目立って大変だゾ!
着ぐるみも、これはベストに近い仕上り。こういうオーソドックスなデザインを手堅く、カッコよくまとめる力量はさすが怪獣造形の殿堂、開米プロダクション!角にもしっかり電飾(いったい何個豆球が入ってるんだ?)を施し、しかもそれをクライマックスでしか使わないっていう贅沢さ!ワニみたいな口(ヒダヒダの舌がリアル!)や首の部分のひび割れ模様等々、ディテールも万全です。但し、「ティガ」って、怪獣の尻尾の操演があんまりうまくない気がします。この辺はもうちょっと頑張って欲しい処。