事務室 No.05



碇ゲンドウ

エヴァンゲリオンその後、とか...(1997.02.26)

最近、映画版の公開を控えてますますボルテージのあがってる「新世紀エヴァンゲリオン」。最近は、今迄全然アニメーションとは関係のなかった分野の方々が、我先にエヴァを語るのが、一種のブームになってますね。でも、今頃になってそんな事語ってもらっても、売名的な雰囲気が感じられて、なんかヤだなぁ。やるなら本放送の時に、ちゃんとチェックして、誰もが否定的だって自分の評価を信じて発言してこそ、こういう発言って価値のあるものだと思うんですが…

で、映画版、またもや結末は先送り。テレビシリーズ終了時点で、あれ程非難された制作スケジュール管理のずさんさは、今回も全然改善のきざしなし。いつのまにか夏に第2部が予定されてるってのも、シナリオ通りなんでしょうか?

個人的には、この作品に必要なのは、何より「時間」ではないかと思うのです。納得行くまで凝るっていう、アーティスティックな制作手法から行けば、存分に時間をあげて、とにかく全部吐き出して欲しいですね。やはり作品は出来上がったフィルムなりビデオなりが、総てだと思うのです。出来上り、世に出た作品に言い訳を言っても始まらないのです。

この作品にも既に、マスコミ主導によるブームのコントロールという、「ヤマト」「ガンダム」と同様の予兆が現われつつあります。10年後、「エヴァンゲリオンG」とか「W」とかが量産されてない事を切望します(いやはや…)

あ、そう言えば2月21日に発売された「勇者王ガオガイガー」の主題歌シングル、売り切れ続出だそうですね。まぁ、入荷数が少ないって言うのはあるかも知れないけど(いやはや…)、こういう王道的な作品も、もっと頑張って欲しいな。メロディーラインの複雑さでは本邦随一の難易度。不安定な音程に大苦戦必至の一曲であります。


クロフネ・フォント

こんぴゅーたー・あんごう・だいさくせん(1997.02.28)

なんだか分かりますコレ?実はオリジナルのフォントなのであります。その名も「クロフネ・フォント」。良く観ていただくと分かるんですが、それぞれがアルファベットの読みを表すカタカナから構成されてます。例えばA=>エイ、B=>ビイって具合ですね。

Mac用の外字作成ソフトに"Fontgrapher"ってソフトがありまして、それで作られたアウトラインフォントです。MacにはWindowsでもおなじみのアウトラインフォント・テクノロジーであるTrueTypeの他に、ATM(Adobe Type Manager)ってアウトライン・エンジンがあるんですが、これはそちらに対応したフォントです。

このフォントは英文字扱いなので、欧文フォントを使ってローマ字で(別に英語でもいいですけど)文章を作り、フォントを変換してあげると、文章が暗号化しちゃう訳ですね。しかも文字化けではないからちゃんと解読できる。まぁホンキな暗号ではもちろんない訳ですが、子供の頃のスパイごっこみたいな、遊び心あふれるフォントです。


月島雫

高田馬場でジブリ作品一挙上映(1997.03.07)

池袋文芸座の一時休館等、さみしい話題の多い名画座(既に都内には5軒しか残っていないとの事!)ですが、そんな数少ない都内名画座の一つ、高田馬場東映パラスで宮崎駿監督作品を中心とするスタジオジブリの作品が一挙上映されます。折しも東京では本日「天空の城ラピュタ」がノーカット、ワイドクリアビジョンで放送されたりします。ううう、また劇場で「耳をすませば」が観たくなってきたゾ!



高田馬場東映パラス スタジオジブリ作品上映スケジュール(※上映は終了しています)

上映日程上映タイトル
  3/8〜3/11  となりのトトロ/ 天空の城ラピュタ (4日間)
  3/12~3/15  平成狸合戦ぽんぽこ/ 紅の豚 (4日間)
  3/16~3/19  耳をすませば/ 風の谷のナウシカ (4日間)
  3/20~3/23  魔女の宅急便/ おもひでぽろぽろ (4日間)
  3/24~3/27  天空の城ラピュタ/ 紅の豚(4日間)
  3/28~3/31  となりのトトロ/ 風の谷のナウシカ (4日間)
  4/1~4/4  耳をすませば/ 紅の豚(4日間)
  4/5~4/7  となりのトトロ/ 魔女の宅急便(3日間!)
  4/8~4/11  天空の城ラピュタ/ 風の谷のナウシカ (4日間)
どうやら暗さ爆発!の「火垂るの墓」は上映されないみたいですね。個人的には「耳をすませば」に短編の「On Your Mark」が併映されるかが気になる処。今迄限定版豪華LD「ジブリがいっぱい」でしかソフト化もされてない幻の作品です。

1997.03.08補足:

「On Your Mark」上映決定!スタジオジブリホームページによれば、今回の上映では、「On Your Mark」を連日第1回目、3回目の冒頭に上映するとのこと!連日10:40から上映開始。

あ~「ラピュタ」は予定通り地震速報のテロップが(いやはや…)。ただ、上記HPでも触れてますが、日本テレビ系でのジブリ作品放送は要チェックなのです。ワイドクリアビジョン用にマスタリングしなおす上、通常の作品以上に、細心にテレシネを行うので、現行のLD用マスターよりクリアな画質になります。初期ジブリ作品のLDはあまり画質の良くないものが多く、LD所持者もテレビをエアチェックする方が多いとか。

上映時間や上映スケジュール等は「ぴあ」等の情報誌でチェックして下さいね。

月末には再び大井武蔵野館でも「東宝特撮映画大事典」が開催される様なので、こちらも情報はいり次第フォローします。


3DCG

ちょっと3DCG(1997.02.24)

最近パソコン用の3Dソフトが随分安くなってきましたね。数年前まで数十万円のソフトでしかできなかった表現が、今や数万円の入門ソフトでも可能になって来てます。上はSTRATA社の"VISION3d"って入門用ソフトで作成したイメージですけど、レイトレーシングやフォッグも使えます。

こういう単純な奴だとモデリングから始めて、30分もかからずに完成。使い込めばかなり凝ったイメージが作成できるだけのモデリング・ツールは揃ってるみたいですね。個人的にはちょっと根気ないですが(いやはや…)。最近自作の3DCGを展示してるサイトも徐々に増えてきて、ガンダムとかは、バンプレストのCMに出て来そうな凄いCGを作られる方もいらっしゃいます。

凝ったCGも凄いですが、そんな技量も根気もない"おおしま"でも、簡単なモデルならなんとかなりそう。それに、こういうプリミティブな奴もリアルに描かれてると、結構シュールな感じで面白いなぁとか思います。こういうのって、リアルに描くのは大変だし、模型を作るのも面倒だし、CGならではの分野かな?って気がします。4000アクセス過ぎたらトップページのグラフィックがプリミティブCG(いやはや…)に変わりますんで、ちょっぴりお楽しみに(ホントかぁ?)。




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